山久
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2006年01月16日:砂糖は何から出来ている:『甜菜』

皆さん、こんにちは。
前回は、和菓子にたくさん使われている「砂糖」の原料「サトウキビ」を紹介しました。
今回は「砂糖」のもう1つの原料「甜 菜(てんさい)(ビート)」の紹介です。

「甜菜」は、アカガ科の2年生植物で、春に植え付けられて、秋に収穫されます。
根の部分に約16%程度の糖分が含有されています。
砂糖大根と呼ばれる事も多いですが、「ほうれん草」の仲間です。
甜菜は世界で約3900万トン、日本で約70万トン栽培されています。
甜菜のイラスト 甜菜糖は、約250年前(1747年)にドイツの化学者マルグラ-フが、甜菜の根から砂糖を分離する事に成功しました。
ヨーロッパ地区では、古くから「甜菜」から甘い汁が出る事はわかっていたそうです。
普通砂糖と言うと「サトウキビ」の砂糖を思い浮かべますが、主産地のフランス・ドイツなどヨーロッパでは、砂糖の代名詞だそうです。

ナポレオン皇帝は、甜菜糖の奨励者です。
当時、イギリスとの戦争に敗れサトウキビが国外から入ってこなくなり、甜菜の栽培を
奨励したそうです。

日本では、北海道が主産地で、明治3年に初めて栽培され、明治14年に官営の製糖工場が操業開始されました。
但し農業・製造技術など未熟な為、その後生産は中止されました。
大正8年に再び操業され、色々と苦難の道を乗越えて現在に至っているようです。

【関連項目】
’06年01月01日 「サトウキビ」       ’06年12月01日 「砂糖の製造工程」
’06年12月16日 「いろいろな砂糖」    ’07年01月16日 「黒糖と和三盆糖」
’13年10月01日 「砂糖の歴史・世界編」  ’13年11月01日 「砂糖の歴史・日本編」

<調査員:本 社 営業部>


参考:日本甜菜製糖さんのホームページ