山久
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2010年02月01日:『おやつの語源』

大寒を迎え、ますます寒い季節になります。
温かい部屋で、お茶にお菓子でひと時を過ごしましょう。

3時と言えば「おやつの時間」で~す。
さて、おやつは何時頃から始まったのですか?

今日のおやつは、さて何にしましょうか!

(さくら餅)
【おやつの語源】
昔と違い現代の食生活は、朝・昼・晩と3回が普遍的慣習となりました。
もともとは食事が朝夕のみ1日2食の時代に、農民たちが体力維持の為の休憩時に
取っていた間食が、「八つ刻(やつどき)」に食べられたことから、やがて「おやつ」と
呼ばれるようになった様です。

おやつの「やつ」は、午後2時から4時までを江戸時代の言葉「八ツ」からきてます。
また、京阪の本願寺では2時頃に修行の合図として太鼓を叩いていた事から、敬語の
「お」がつき「お八つの太鼓」と呼ばれ、これが間食の「おやつ」にも付けられたとも言われています。

こういった習慣はイギリスにおけるアフタヌーン・ティーも同様に、日中の栄養補給の
意味合いからも、甘い物(糖質)や炭水化物を食する習慣があります。
現代でもコーヒーブレイクやお茶の時間といった、簡単に飲食を兼ねた休息をとることが習慣化されました。
間食は多くの場合に於いて一般の食事より「量は控えめ」となる「軽食」となり、
デザートなどを楽しむ傾向の現代では数多くの菓子類が発達ました。

【おやつは3時!】
日本では、午後3時がおやつの時間として定着しています。
(小倉どら焼)
余談ですが、以前関東地区ではテレビCMでカステラの
有名な会社が「♪♪カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文~明~堂♪」と言う軽快な曲で3匹の子熊が
踊るCMが放映されていた関係で、一般家庭でも定着したとも言われます?(俗説)

  - 写真 : 小倉どら焼  -


【さて「八ツ」とは?】
日本では、明治5年以前不定時法(日の出と日の入りを時刻の基準として、昼夜を
別々に等分する時法)を用いていました。
この時刻制度は昼、夜の長さをそれぞれ6等分して1刻(いっとき)としました
また、季節によって「昼」と「夜」の長さが違いますので1刻の長さも変化しました。
例えば、夏至の頃には昼の一刻が2時間40分、夜の一刻が1時間20分です。
時刻の数え方を十二支の「えと文字」を時刻にあてていました。

 子(ね):九ツ   丑(うし):八ツ  寅(とら):七ツ  卯(う):六ツ
 辰(たつ):五ツ  巳(み):四ツ   午(うま):九ツ  未(ひつじ):八ツ
 申(さる):七ツ  酉(とり):六ツ  戌(いぬ):五ツ  亥(い):四ツ

日の入りの頃を暮れ六ツ、日の出の頃を明け六ツと言いました。
やや強引な計算となりますが、「八ツ」は午後3時頃になりました。
                夏場          冬場
 卯(六ツ)      午前4時半頃      午前6時半頃
 辰(五ツ)      午前7時頃       午前8時半頃
 巳(四ツ)      午前9時半頃      午前10時半頃
 午(九ツ)      午後1時半頃      午後12時半頃
 未(八ツ)      午後3時頃       午後3時半頃

 
<調 査:本社 営業部門 >