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2012年12月12日:『羊羹コレクション京都・大阪』

今年も師走を迎えて、ますます冷え込んできました。

取引先の伊那食品工業㈱主催のさつき会が関西で開かれ、 和菓子原料に使われる「黄な粉」他乾物類を取扱いの・㈱真田様、 宇治市で抹茶製造・㈱丸久小山園様の会社訪問をさせて頂きました。

また、寒天ゆかりの黄檗山萬福寺の参拝と大阪・三越伊勢丹で 開催されていた「羊羹コレクション」を見学してきました。
(羊かんフェア)

(真田社屋前) 【㈱ 真 田】  屋号:山城屋
明治37年(1904)創業、四国香川で煮干専業問屋として開業され、 昭和21年㈲真田商店として乾物問屋として再スタート、 昭和33年四国より大阪へ進出量飯店の専用問屋となる。
昭和56年山城屋ブランドで乾物を販売を開始する。
   - 写真左:㈱真田社屋前にて -
平成16年山城屋百周年を迎える、また京都東山に「京山城屋」開業
平成21年京都府宇治市に本社工場稼動開始する

真田社長から山城屋の歴史と煮干問屋・乾物問屋を経て乾物メーカーとしての変革を説明頂き、 「乾物を通じて生産者と消費者を繋ぐ結び目の会社」を使命とされています。
東山八坂塔上田町には「乾物の京山城屋本店」構えられ、本店の近くにきなこカフェの 「きなこ家」もオープンされました。
山久・コラム『黄な粉」』についてを参照下さい

【㈱ 丸久小山園
丸久小山園様は元禄年間、茶に適した宇治小倉の里で 園祖小山久次郎様が茶の栽培と製造を手がけたのが 始まりです。
以来、代々にわたり、宇治茶の伝統と品質の改善に努め、 四代後には茶の販売も手がける様になり、 その後明治に入って八代目を継いだ元次郎様が全国に 販路を広げました。
 - 写真右:丸久小山園槇島工場前 -

(丸久小山園槇島工場前にて)
【抹茶の製造】
(抹茶用臼の断面) 訪問した槇島工場では、抹茶の製造工場を見学。
自社農園と契約された農園から摘み取られた「茶の新芽」を 強力な蒸気で蒸し発酵を止め、鮮やかな緑色に仕上げます。
冷却と乾燥を行い、冷蔵庫に保管します。
茶臼 直径:33cm 上臼:23kg 石材:閃緑花崗岩
 - 写真左:抹茶用臼の断面-

【精製加工から抹茶へ】
冷蔵庫から出された荒茶を一定の形に切断し、「茎・葉脈」を風力選別して取り除き、 柔らかい葉肉の部分だけに整えられます。
さらに「ふるい」で大きさを揃え風味を高める「ねり」と呼ばれる仕上乾燥を行ない、 精撰された碾茶(テンチャ)の品質・外観・味・香り・色合いを園主が見極めます。
代々の技術と智恵を受け継いだ現園主・小山元治様(代表取締役)は、全国茶審査技術 大会で史上初めて満点優勝されるなど高い評価をされてます。

【抹 茶 臼】
(小型の臼) 仕上げ碾茶の品質審査室に置かれた「臼」です。
審査・試飲された茶葉を実際に臼で挽いて、抹茶を点て 出来具合を確認しているそうです。
現在でも一部の茶道家はご自身で茶臼で挽いて、 抹茶を点てるそうです。
 - 写真左:小型の臼-

【体験:抹茶を点てる】
丸久小山園様には、槇島工場内に茶室があります。
茶道経験者もおりますが、初めて抹茶を点てました。
「おてまい?」はなかなかのものでした。(自画自賛)
 - 写真右:抹茶を点てる-
山久・コラム『和菓子とお茶はお友達』・『お茶のいろいろ

(茶 室)

小山社長を始め、ご案内を頂きました小山専務・斉藤工場長の皆様方には 大変お世話になりました。 誠に有難うございました。
宇治抹茶入りソフトクリームは、風味豊かで大変美味しく頂きました。
(黄檗山萬福寺)
【黄檗山萬福寺(オオバクザンマンガンジ)】
隠元禅師(1592~1673)は、明の僧侶で承応3年(1654)に 来日し、京都府宇治市に黄檗宗の開祖として知られています。
隠元禅師はいんげん豆を中国から伝えた事でも知られており、寒天の 名前を名付けた人でもあります。
 - 写真左:黄檗山萬福寺-
山久・コラム『寒天の効能Ⅰ』 『寒天の効能Ⅱ』 『寒天

黄檗山萬福寺は寒天にゆかりの寺でもあり参拝をしました。
寒天は天草(テングサ)等の煮汁を固め、冬場に凍結・融解・乾燥を繰返し、干物状にした物(天然のフリーズドライ)です。
1600年代中頃、参勤交代途上の薩摩藩主島津公が宿泊した宿の主人美濃屋太郎左衛門が、 夕食の残りの「ところ天」を戸外に放置したところ、数日後には干物状になっていました。 これが寒天の始まりです。
隠元禅師が、この食べ物は仏門につかえる者に最適であると「寒晒しのところ天」の 意から寒天と名付けたそうです。

YOKAN COLLECTION
羊かんと言えば原材料に「寒天」が使用されています。
全国47都道府県から、羊かんを製造している90社の製品が集められたフェア 「YOKAN COLLECTION」が、大阪・三越伊勢丹で開催され見学しました。
山久・コラム『『羊かんの歴史』をご参照下さい

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