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2014年09月01日:『中秋の名月(十五夜)』 スーパームーン

異常気象の影響で、各地で集中豪雨が発生し、 土砂崩れで被害に遭われた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

今回は「中秋の名月(第2弾)」として、色々調べてみました。
今年の9月8日(月)が2番目に早い「中秋の名月」となります。
2050年までの50年間で最も日付が早いのです。
これは19年周期で、次回は2033年9月9日(金)となります。
また、「中秋の名月」は必ず「仏滅(6曜)」です。
こんなに早くて、ススキを飾れるのでしょうか?
(満 月)
【スーパームーン】  2015/09/28 加筆
2015/09/28は、世界中で「スーパームーンの天体ショー」となりました。
09/27は「中秋の名月」で、09/27は特別な「満月」の日となりました。
今回追加加筆で「スーパームーン」を調査しました。
(スーパームーン) スーパームーンとは、楕円軌道における月の地球への最接近が重なることにより、地球から見た月の円盤が最大に見える事である。
地球から月までの距離は、最少で約35万7000km・最大で40万6000kmまでと変化します。
満月の近点と遠点は、14%大きく・30%明るいそうです。 (2011/03/19NASAの観測)
  - 写真 : スーパームーン -
【スーパームーンと皆既日食】
今回のスーパームーンでは、「月と地球の最接近」と皆既日食「月が地球の影に隠れる」が同時に起きる数十年に一度の珍しい現象も有り、世界各地で観測されました。
日本時間は午前11時11分から約1時間で一般では観測できなかったと思います。
次回の皆既日食とスーパームーンが見られるのは2033年、前回が1982年と33年振りで、 NASA(米航空宇宙局)の発表では、1900年以降で5回の観測だそうです。
【スーパームーン・過去と未来】
①1993/03/19(最接近:356,529㎞)より18年振りの2011/03/09が最接近と、一部で話題となった様です。
②2014年は観測の当たり年で、7月12日・8月10日・9月9日と3回でした。
14年より15年は大きく見え、2016/11/14はさらに最接近(356,511㎞)します。
③2017年は一度も観測できず、2018年はなんと1月1日だそうです。
④今世紀最も近づくのは、2052年12月6日で、356,421 km と予想されています。
⑤月までの距離が 356,400 km以下になるのは極めて稀で、前回は1930年1月14日(356,397 km)、次回は2257年1月1日(356,371 km)だそうです。
※いずれもNASA発表の資料です。
【スーパームーン素敵な画像】をご覧ください : Yahoo ・  Google
資料 : ウィキペディア スーパームーン  ・ Naver スーパームーン情報

【最も早い中秋の名月】
1)今年は、2000年から50年間で一番早い中秋の名月です。
 次回は、2033年9月9日(金)で19年後となります。
 2014年:9/8 2033年:9/9 2052年:9/7 2071年:9/8 2090年:9/8
 2109年:9/9 2128年:9/9 2147年:9/9 2166年:9/9 2185年:9/8

2)最も早いケースが9月7日となり、最も遅いケースは10月8日となるようです。
 中秋の名月が10月となるケース(2000年より50年間のデータ)
 2001:10/2(10/29)  2006:10/6(11/03)  2009:10/3(10/30)
 2017:10/4(11/01)  2020:10/1(10/29)  2025:10/6(11/02)
 2028:10/3(10/30)  2031:10/1(10/28)  2036:10/4(10/31)
 2039:10/2(10/30)  2044:10/5(11/02)  2047:10/4(10/31)
 ()内は「十三夜」、その内8回は10月に十五夜と十三夜が有ります。
 赤の月日は、中秋の日と満月が同じ日となります。
 紺色の年月日は、50年間で最も遅い「中秋の名月」です。

(月見団子) 【十五夜の意味】
古くから日本には八月十五日(旧暦)に、秋の空の満月を 鑑賞する風習、これを「中秋の名月」と呼んできました。
そこで「十五夜」と「中秋の名月」は同じ夜の月を言います。
四季を三ケ月毎に季節を次の様に呼ばれてました。
1月・2月・3月を「春」、4月・5月・6月を「夏」
7月・8月・9月を「秋」、10月・11月・12月を「冬」
呼びます。   - イラスト左 : 月とうさぎ -

秋を初秋(旧暦7月)・仲秋(同8月)・晩秋(同9月)、「八月」は秋の中間で「中秋」、 この夜が「中秋の名月」となります。
「中秋」が旧暦8月15日を指すのに対し「仲秋」は秋の真中の月の事を言います。
つまり十五夜は旧暦8月のことを指し、「中秋の名月」と書きます。
十三夜は旧暦9月13日の月の事を言い、27~28日程後になります。
今年の十三夜は、平成26年10月6日(月)です。
【満 月】
十五夜(旧暦8/15)は、満月だと思っていませんか?

これは月と地球の公転軌道の関係で、新月から満月までの 日にちが14~16日間と日数に差が出て、満月になるまで 日数の違いが生じるようです。
8年間満月になりません、平成33年迄お待ち下さい。
 - イラスト右 : 満月と月見だんご  -
  (月と団子)
※50年間の十五夜と満月のデータです。 (赤の年月日が同じ日です)
 年  満月 十五夜   年  満月  十五夜   年  満月  十五夜
2000: 9/12 9/14(木) 2001: 10/1 10/2(火) 2002: 9/21 9/21(土)
2003: 9/11 9/11(木) 2004: 9/28 9/28(火) 2005: 9/18 9/18(日)
2006: 10/7 10/6(金) 2007: 9/27 9/25(火) 2008: 9/15 9/14(日)
2009: 10/4 10/3(土) 2010: 9/23 9/22(水) 2011: 9/12 9/12(月)
2012: 9/30 9/30(日) 2013: 9/19 9/19(木) 2014: 9/09 9/08(月)
2015: 9/28 9/27(日) 2016: 9/17 9/15(木) 2017: 10/6 10/4(水)
2018: 9/25 9/24(月) 2019: 9/14 9/13(金) 2020: 10/2 10/1(木)
2021: 9/21 9/21(火) 2022: 9/10 9/10(土) 2023: 9/29 9/29(金)
2024: 9/18 9/17(火) 2025: 10/7 10/6(月) 2026: 9/27 9/25(金)
2027: 9/16 9/15(水) 2028: 10/4 10/3(火) 2029: 9/23 9/22(土)
2030: 9/12 9/12(木) 2031: 10/1 10/1(水) 2032: 9/19 9/19(日)
2033: 9/08 9/09(金) 2034: 9/27 9/28(木) 2035: 9/16 9/17(月)
2036: 10/5 10/4(土) 2037: 9/24 9/24(木) 2038: 9/13 9/13(月)
2039: 10/2 10/2(日) 2040: 9/21 9/21(金) 2041: 9/10 9/10(火)
2042: 9/29 9/28(日) 2043: 9/19 9/17(木) 2044: 10/7 10/5(水)
2045: 9/26 9/25(月) 2046: 9/15 9/15(土) 2047: 10/4 10/4(金)
2048: 9/22 9/22(火) 2049: 9/12 9/11(土) 2050: 10/1 9/30(金)

【十五夜はいつも仏滅】
現在の曜日は月・火・水・木・金・土・日の7日間ですが、旧暦の曜日は大安・赤口・ 先勝・友引・先負・仏滅の6つで六曜と呼ばれています。
六曜の場合、旧暦で毎月1日の曜日が月毎に決められていて、旧暦8月は1日は 友引とされています。
順番に友引・先負・仏滅・大安・赤口・先勝と続き15番目は十五夜で仏滅となる。
天気が良くて、まん丸い大きな満月「気分は大安なんですが・・・!」

【関連項目】
’06年06月16日「和菓子の日」 ’07年02月01日「節句の始まり」
’07年03月16日「お 彼 岸」の由来  ’07年04月01日「お花見の歴史と桜」
’09年10月01日「中秋の名月」 ’09年11月01日「七五三」
’10年01月01日「正  月」て   ’10年09月01日「敬老の日」
’10年12月01日「お 歳 暮」の起源   ’11年12月11日「クリスマス」
’12年03月03日「桃の節句と五節句」  ’12年08月01日「お 盆」の由来
’14年02月01日「節分、豆まきの謎」  ’14年10月01日 「十三夜」と「豆の日」
’15年11月01日「七五三・他」 第二弾


資料:国立天文台 ・ 富山市科学博物館(中秋の名月)・
 つるちゃんのプラネタリウム
       
<調 査:本社 営業部門 >