山久
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2018年05月01日:『杏と梅について』

今月のコラムは、久々に和洋菓子の原料に使われる
果実『あんず』を調べてみました。

バラ科サクラ亜科サクラ属に『あんず・うめ』が属し,
アーモンドも同じサクラ属の分類です。
また、サクラ・スモモ・モモも同一分類でした。
   ― 写真 : あんず ―
(あんず)
あんず
あんずの原産地は中国北部・中央アジア・ヒマラヤ西北部と言われており、 中国からヨーロッパ、中東、アフリカへと渡り、18世紀頃にアメリカに渡ったとされています。
日本絵の伝来は定かではありませんが、平安時代の書物に「カラモモ《という和吊で登場していることから 古代に中国から伝えられ、万葉集にも表記されています。
  * 写真:あんずの花 *
 
(あんず)
(あんず) アンズは酸味が強いため、生食よりもジャムや洋菓子などに加工されることが多い果物です。
一般的に、ヨーロッパで品種改良されたアンズ(アプリコット)は比較的甘く、 アジア地方で品種改良されたアンズは酸味が強いといわれています。
  * 写真:あんずの加工品 *
杏の主な品種
平 和:大正時代に長野県埴科郡(千曲市)の杏園で発見され大戦の終結を記念して命吊された品種、 酸味が強く甘味が少ないので加工用に栽培されている。
昭 和:長野県のあんず園で昭和15年頃に発見された品種、酸味が強いためシロップ漬けや砂糖漬け、ジャムなどに適している 
新潟大実:昭和初期から栽培、主にジャムやシロップ漬け、干し杏などの加工用
信州大実:1980年(昭和55年)に登録された杏で、果実が80~100g前後と大粒なのが特徴、 円形で果皮・果肉ともに橙色、香りが強くて酸味は比較的少なめ、糖度があるので生食・加工を兼用することが出来る

日本の生産量】 出展:農林水産省(15年)
青森県:1,258㌧(66.10%)・長野県:598㌧(31.42%)・福島県:46.6㌧(2.45%)・香川県:400㎏(0.02%)、 全国計約1,903㌧、青森と長野で97%以上生産。

世界の生産量】 出展:FAOSTAT(2014年)
ウズベキスタン 54.7万㌧(16.25%) :トルコ  22.8万㌧(8.27%)
イラン     25.3万㌧(7.51%) :イタリア 22.3万㌧(6.62%)
アルジェリア   21.7万㌧(6.45%) :フランス 17.8万㌧(5.26%)
パキスタン  17.1万㌧(5.07%) :スペイン 13.6万㌧(4.05%)

梅は中国が原産、紀元前から酸味料として使用していた。
バラ科サクラ属の落葉高木、またはその果実のこと。
梅には500種以上の品種があるといわれていて、近縁のアンズ、スモモと複雑に交雑している
梅の果実は完熟しても果肉に甘みを生じず、種と果肉が離れない、強い酸味が特徴であり、クエン酸をはじめとする有機酸などを多く含むので健康食品としても販売されている。
     * 写真 :梅の花 *
  (梅の花)

アーモンド
  (拡大します) (拡大します) (拡大します)         「アーモンドの花《      「アーモンドの実」      「アーモンド製品《
バラ科サクラ属の落葉高木。およびそれから採ったナッツのこと。
原産はアジア西南部、現在では南ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリアなどで栽培されており、カリフォルニア州が最大の産地である。
あんず・うめ・アーモンドの花と実を見るとサクラ属の分類である事が分ります。

【関連項目】              
’08年05月01日 「みかん《の歴史 ’08年10月01日 「栗《について
’15年05月01日 「いちご《の歴史 ’15年06月01日 「みかん《歴史Ⅱ
’15年07月01日 「さくらんぼ《の歴史 ’15年08月01日 「パイナップル《
’15年10月01日 「さつま芋《の歴史 ’15年12月01日 「りんご《の歴史  
’16年04月01日 「桃《の歴史 ’16年06月01日 「メロン《の歴史
’16年11月01日 「柿《の歴史 ’17年06月01日 「レモン《の歴史
’17年08月01日 「スイカ《の歴史 ’17年09月01日 「日本梨《の歴史
’17年11月01日 「西洋梨と中国梨《の歴史 ’18年05月01日 「杏と梅《の歴史


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